このブームが衰え始めた原因は、公正取引委員会による勧告と見られている。公正取引委員会は1988年、ロッテに対してシールの価格差を無くす、種類毎の混入率を均一にする、特定のシールに価値が出るような広告をしない、という3つの自粛案を出した。ロッテはこの指導に従い今までキラキラと光っていたホログラム仕様のヘッドは地味なシールとなり、ヘッドが当たる確率は悪魔と同じ割合にまで引き上げられた。結果として、レアカードであったヘッド、ひいてはカード全体の価値が暴落し、一気にファンが離反するという事態となった。公正取引委員会は「おまけで釣るのではなく品質本位のフェアな競争を行ってほしい」という意図で勧告を出しているが、ロッテ広報担当は「シール規制はアメリカからの圧力が原因」との見解を示している
ビックリマンブームは86年(小学3年生)の夏~秋(オマケシール大百科より)かららしく、88年の8月に勧告が出てるので、盛り上がったのはわずか2年ぐらいなんですね(確かに大百科見てもほとんどのシールが1987年発売開始です)。
僕は9段ぐらいから買い始めて13段ぐらいまでは一生懸命買ってましたが(86年12月に8段リリース、87年10月に12弾リリース、88年6月頃は15段)(3年の終わりから4年生いっぱいぐらいですかね)、その後はちょろちょろ買ってたぐらいです。
でも、この勧告情報を知って久々に17段(88年11月発売)を買ってみてショックだったのはよく覚えてます。何の面白味もなくなってましたからね。
しかし、アメリカからの圧力ってホントなんですかね?アメリカ輸入のお菓子が売れなくなるから?
ネットの反応。
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ビックリマンチョコは公正取引委員会が、ロッテに対してシールの価格差を無くす、種類毎の混入率を均一にする、特定のシールに価値が出るような広告をしない、という3つの自粛案を出した。ロッテはこの指導に従い(略)ビックリマンはこれで一気に衰退して終焉に・・・(・ω・ )フゥム
— 🍹✽̶.ネコ界の名誉会長BØT♔™✞☇ (@KOU__G) 2017年5月7日
「80年代オマケシール大百科」で興味深いのはキラキラしたシールなどをレアに設定していったら88年に公正取引委員会に怒られて混入率の均一化などを行うことになり、結果的に子供の人気が低下したくだり。
— wadatea (@wadatea) 2017年6月7日
商景法とかでヘッドの混入率低くて怒られたってのは有名だけど、ホロが亡くなったのもその法律がらみってのは知らんかった。
なので最近のビックリマンが50円なのもその辺のからみもあるんだろね。
今3円じゃエンボスとかのシールは原価的に厳しそうだし。— タマモCフリーク (@tamamocfreak) 2015年1月16日
"ロッテに対してシールの価格差を無くす、種類毎の混入率を均一にする、特定のシールに価値が出るような広告をしない、という3つの自粛案を出した。ロッテはこの指導に従い、全シールの価格差を3円前後に抑え、ヘッド、天使、悪魔、お守りの割合を25%均等に振り分けた。"
— 川田十夢 (@cmrr_xxx) 2012年6月15日
ちなみにかつて「ビックリマン」チョコのおまけシールのヘッド(キラキラしたやつ)の混入率が他のシールと均等になって、素材もチープになった背景には公取の「勧告」の影響があったらしい。僕は小学生当時、「ビックリマン」のファンだったけれどあの「改善」で確実に「つまならく」なったと思う。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2012年6月10日